1年ほど前、既婚者の同僚と不倫していました。彼は小顔で背が高く、話も面白く
(学生時代はあのアルバイトをしていたそうです)、見るからにモテそうな感じの人でした。私は彼が好きだったので、誘われれば2人で飲みに行ったりカラオケに行ったりしていました。「好きだよ」と言い合うこともありましたが、最後の良心であの関係は持たないようにしていました。そんな中、彼が遠方の営業所に異動になることが分かりました。彼は私を自室に呼び出し、執拗にその関係を求めました。私は彼に「どうしてそんなにしつこいの?他の女性には誘われても応じないんでしょう」と言いました。事実、彼にモーションをかける女性はたくさんいましたが、「万が一妻にばれたら困る」という理由で断っていると聞いていたのです。彼は「お前はものわかりがいいから。お前なら俺といても周りに言わないし、断ってくれるだろ」と言いました。浮気調査は安くできるといい、それを聞いて、私は心底腹立たしく思いました。彼に対してではなく、彼が「本当に好きなのはお前だけだ」と言ってくれるかもしれないと思った自分自身にです。私は彼に対する愛情が一瞬で冷めていくのが分かりました。また、自分がいかに浅はかかを思い知りました。私は彼に、あの関係を持つことはできないこと、新しい営業所で頑張ってほしいこと、妻を大切にしてほしいことを伝え、自分の家に帰りました。
以降、彼とは一度も連絡を取っていません。今では、あの時目が覚めて良かったと思っています。